2016年11月 8日 (火)

今回の研究会では、現在同志社大学での集中講義のために来日されている南京大学社会学院の張玉林教授をお招きし、山西省での長年にわたるフィールド調査の研究成果についてご報告いただきます。報告要旨は以下の通りです。
 「21世紀の「世界の工場」としての中国は、年間40億トンの石炭を消費しており、そのうち4分の1ほどが山西省により供出されている。厖大な石炭採掘量が無数の「億万富豪」を作り出している一方、大規模かつ深刻な生態・環境破壊をもたらしている。本報告では山西省における石炭をめぐる富の分配と災難の分布について考察する。」
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◆報告タイトル:中国山西省の石炭採掘と富・災難の分配
◆報告者:南京大学社会学院・張玉林教授
     http://sociology.nju.edu.cn/teacher/social/quanzhi/353.html
◆日 時:2016年11月25日(金)14:00~17:00
★場 所:日本橋ライフサイエンスビルディング 313会議室
 交通アクセス:東京都中央区日本橋本町 2-3-11
        https://www.nihonbashi-lifescience.jp/#

※本研究会は、人間文化研究機構北東アジア地域研究事業「北東アジアにおける地域構造の変容:越境から考察する共生への道」東北大学東北アジア研究センター「東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット」との共催です。

◆参加申し込み(要事前登録):
以下のリンクのフォームにご記入のうえ送信してください。
https://docs.google.com/a/ethinkpub.net/forms/d/13Z4-DFRfNUfnPGr0VjBuUGI751adNn9PpLcIgXBB2aM/edit

◆お問い合わせ:
中国環境問題研究会・東北アジア研究センター拠点共催事務局 (担当:金丹、大塚)
ck-tohoku-joint[at]googlegroups.com

2016年10月15日 (土)

今回の研究会では、一昨年度に引き続き、今年7月に大同にて「緑の地球ネットワーク」(GEN)の植林・貧困対策活動地域を訪問した研究チームによる調査研究報告を行います。日本NGOと現地の諸団体・個人との連携による植林活動が、中国政府主導の退耕還林等の環境再生事業にどのように影響を及ぼしたのか、等について議論を行いたいと思います。ご関心のある方のご参加をお待ちしています。

<第34回中国環境問題研究会>
日時:2016年10月30日(日)14:00~17:00
場所:東京外大本郷サテライト3Fセミナー室
※アクセス:http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
※本郷サテライトHP:http://www.tufs.ac.jp/common/satellite/
議題:黄土高原・大同調査(7月)報告
報告:松永光平(立命館大学)
コメント:山田七絵・大塚健司(アジア経済研究所)ほか
その後、参加者でディスカッション

◆参加申し込み(要事前登録):
https://docs.google.com/a/ethinkpub.net/forms/d/1WZgzUijlHTqXB59MWRTX_ZfxHkX5NTbQ2cG4oEKCYVg/edit
※上記リンクのフォームにご記入のうえ送信してください。
※席に限りがありますので、先着順とさせていただきますこと、あらかじめご了承ください。

◆お問い合わせ:
中国環境問題研究会・東北アジア研究センター拠点共催事務局 (担当:大塚、金丹)
<ck-tohoku-joint@googlegroups.com>
※本研究会は、以下の研究プロジェクトとの共催で行います。
・平成28年度科学研究費助成事業(基盤研究C)「地域の実践的連環知に基づく環境・減災ガバナンス―日本・中国における比較事例研究」
・人間文化研究機構北東アジア地域研究事業「北東アジアにおける地域構造の変容:越境から考察する共生への道」東北大学東北アジア研究センター「東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット」

2016年8月29日 (月)

下記の通り、第33回中国環境問題研究会を開催いたします(東北大学東北アジア研究センター拠点共催)。「環境問題の百貨店」と言われる中国ですが、温暖化政策に関しては進んでいる部分もあります。今回は、来年1月から中国で施行される全国レベルでの温室効果ガス排出量取引制度に関して科学技術振興機構(JST)フェローの金振さんにお話を頂きます。日本が導入を見送った排出量取引制度を中国がなぜ、どのように導入したのか、排出枠の割当方法や取引価格はどうなるのか、今後の世界や日本での温暖化政策に対する影響はどうなのか、などに関して深く議論できればと思います。奮ってのご参加をよろしくお願いいたします。

◆報告タイトル:中国における温室効果ガス排出量取引制度の現状と課題
◆報告者:国立研究開発法人科学技術振興機構中国総合研究交流センター・フェロー 金振
◆日 時:2016年9月15日(木)18:30~20:30
◆場 所:日本橋ライフサイエンスビルディング 313会議室
 交通アクセス:東京都中央区日本橋本町 2-3-11
        https://www.nihonbashi-lifescience.jp/#
※本研究会は、人間文化研究機構北東アジア地域研究事業「北東アジアにおける地域構造の変容:越境から考察する共生への道」東北大学東北アジア研究センター「東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット」との共催です。
◆参加申し込み(要事前登録):https://docs.google.com/a/ethinkpub.net/forms/d/1onHyUFIEUor3x7ybhvU-OH7i_MqLEORKLd5Rd2SfeJE/edit
以上のリンクのフォームにご記入のうえ送信してください。

◆お問い合わせ:
中国環境問題研究会・東北アジア研究センター拠点共催事務局 (担当:金丹、大塚)
<ck-tohoku-joint@googlegroups.com>

2016年7月25日 (月)

下記の通り、第32回中国環境問題研究会を開催いたします。今回は、中国政法大学公害被害者法律援助センター長の王燦発教授を招いて、環境保護法改正後の1年にわたる実施状況についてお話を伺います。今回の報告は王教授がイニシアティブをとって中国の環境法専門家を組織して執筆された評価報告書をもとにしています。この報告書は近日中に中国で出版される予定です。  

同センター(CLAPV)は1999年に中国の環境汚染被害者への訴訟支援などを行うボランタリーな専門家集団として活動を開始し、その後日本の関係機関・団体との交流も精力的に行っており、『中国環境ハンドブック』でもご協力いただきました。王先生とは知己の方も多くいらっしゃると思いますが、久々の来日となるこの機会に是非、王先生から最新の政策・研究動向をうかがうとともに、交流を深めていただければと思います。  

◆報告タイトル:新「環境保護法」実施1年の成果と課題

◆報告者:中国政法大学公害被害者法律援助センター長・王燦発教授

※日中逐次通訳

◆日 時:2016年8月3日(水)15:00~17:30

★場 所: 日本橋ライフサイエンスビルディング 313会議室

交通アクセス:東京都中央区日本橋本町 2-3-11  https://www.nihonbashi-lifescience.jp/#

◇前回までと場所が違いますのでご注意ください◇

※本研究会は、人間文化研究機構北東アジア地域研究事業「北東アジアにおける地域構造の変容:越境から考察する共生への道」東北大学東北アジア研究センター「東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット」との共催です。

◆参加申し込み(要事前登録): 以下のリンクのフォームにご記入のうえ送信してください(締切7月30日、満席になった場合には早めに締め切ることもあります)

https://docs.google.com/a/ethinkpub.net/forms/d/178lwnK7piKZiCQp_NIRWOrTkcncHCxlXlUPpgkLFLkg/edit

◆お問い合わせ: 中国環境問題研究会事務局 ck-icenter@googlegroups.com (担当:大塚)

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※関連イベントのご案内 (お申込み、お問い合わせはそれぞれの連絡先にお願いいたします)

・8月4日東京大学 【中国問題セミナー】中国の環境問題――法、メディア、市民社会からのアプローチ

http://www.asnet.dir.u-tokyo.ac.jp/en/node/8186

・8月5日あおぞら財団 日中環境問題サロン2016「中国における環境訴訟の現状と今後の展望」

http://aozora.or.jp/archives/26438

2016年7月 2日 (土)

下記の通り、第31回中国環境問題研究会を開催いたします。中国社会は、環境分野も含めて大きな転換点にあります。今回は、中国社会の表と裏を知悉する朝日新聞編集委員の吉岡桂子さんのお話です。中国における環境問題を通して、中国社会が抱える様々な問題群を考えてみたいと思います。

◆報告タイトル:環境問題と中国社会の今
◆報告者:吉岡桂子氏(朝日新聞編集委員)
◆日 時:2016年7月22日(金)18:45~20:30
◆場 所:東北大学東京分室会議室
東京都千代田区丸の内1丁目7番12号サピアタワー10階
(JR東京駅日本橋口-徒歩1分 東京駅八重洲北口-徒歩2分)
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/somu/bun/bun.html

※本研究会は、人間文化研究機構北東アジア地域研究事業「北東アジアにおける地域構造の変容:越境から考察する共生への道」東北大学東北アジア研究センター「東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット」との共催です。

◆参加申し込み(要事前登録):
以下のリンクのフォームにご記入のうえ送信してください。
https://docs.google.com/forms/u/0/d/1nMUDbz2WVGCTicrRR3sUwNmJU3JqctwmYhnQXkCMB2Q/edit

◆入館方法:
3階受付にてお名前とご所属を伝えて入館カードを受け取ってから会議室にお越しください。

◆お問い合わせ:
中国環境問題研究会事務局 ck-icenter@googlegroups.com (担当:大塚)
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2016年5月16日 (月)

下記の通り、第30回中国環境問題研究会を開催いたします。

今回は、『中国環境汚染の政治経済学』(昭和堂)の著者である知足章宏さんに、御著書の内容について、その後の関連情報のアップデートもふまえてご報告いただきます。また、中国環境問題研究をめぐる最近の政治社会情勢についても参加者間で意見交換を行いたいと考えています。ご関心のある方はこの機会にぜひご参加ください。

<第30回中国環境問題研究会>
◆テーマ: 中国環境汚染の政治経済学

◆報告者:知足章宏氏(京都大学学際融合教育研究推進センター・アジア研究教育ユニット研究員、あおぞら財団特別研究員)

◆日 時: 2016年5月27日(金)15:00~17:30

◆場 所: 東北大学東京分室会議室
 東京都千代田区丸の内1丁目7番12号サピアタワー10階    
 (JR東京駅日本橋口-徒歩1分 東京駅八重洲北口-徒歩2分)
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/somu/bun/bun.html

◆参加申し込み(要事前登録):
以下のリンクのフォームにご記入のうえ送信してください。

https://docs.google.com/a/ethinkpub.net/forms/d/1D7JTiN4FFCYmhIhCKf2ve_eTite60XxsX9cSofOcGls/edit?usp=forms_home

◆入館方法:
3階受付にてお名前とご所属を伝えて入館カードを受け取ってから会議室にお越しください。

◆お問い合わせ:
中国環境問題研究会事務局 ck-icenter@googlegroups.com 

※本研究会は、人間文化研究機構「北東アジア研究地域研究推進事業」との共催で行います。

2015年9月 9日 (水)

下記の通り、第29回研究会を東京にて開催いたします。

中国では今年に入ってからも、改正環境保護法の施行、水汚染防治行動計画の策定、大気汚染防治法の改正など新たな法制度・計画の展開に加えて、元CCTVキャスターによる大気汚染問題のネット・ドキュメンタリーの公開、天津浜海新区などで相次ぐ爆発事故、さらには年末にパリで開催される気候変動枠組条約COP21に向けた温室効果ガス削減目標の発表など、様々な環境問題・環境政策の動きから目が離せないところです。

そこで今回の研究会では、中国の環境問題・環境政策の動向をめぐって、これまでの経過を踏まえていかに読み解いていくのかについて、参加者の皆様と情報・意見交換を行いたいと考えています。ふるってご参加いただけますようお願い申し上げます。

<第29回中国環境問題研究会>
◆テーマ: 中国の環境問題・環境政策の動向~これまでの経過を踏まえて~

◆日 時: 2015年9月27日(日)13:30~17:00

◆場 所: 東北大学東京分室会議室
 東京都千代田区丸の内1丁目7番12号サピアタワー10階    
 (JR東京駅日本橋口-徒歩1分 東京駅八重洲北口-徒歩2分)
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/somu/bun/bun.html

◆話題提供(予定・順不動): 
・「環境エネルギー問題の動向」明日香壽川(東北大学)
・「環境法の動向」片岡直樹(東京経済大学)
・「環境汚染対策の動向」大塚健司(アジア経済研究所)
・「環境NGOの動向」相川泰(公立鳥取環境大学)
・参加者による討論

◆参加申し込み(要事前登録):
以下のリンクのフォームにご記入のうえ送信してください。
https://docs.google.com/a/ethinkpub.net/forms/d/1RPKyo9Cw-yVzi3mqcUm02Iw3Lns4mlKbUPx7esnGep8/viewform

※入館方法:
 3階受付にてお名前とご所属を伝えて入館カードを受け取ってから会議室にお越しください。

◆お問い合わせ:
中国環境問題研究会事務局 ck-icenter@googlegroups.com (担当:大塚)

2014年11月 4日 (火)

緑の地球ネットワーク(GEN)は、長年にわたり大同の黄土高原にて現地の方々とともに緑化活動を展開してこられました。今回は、GENの最近の活動報告も交えながら、日中間での草の根環境協力のこれまでとこれからについて、語り、考えたいと思います。

ご参加いただける方は準備の都合上、11月26日(水)までに ck-icenter@googlegroups.com
までご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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緑の地球ネットワーク(GEN)+中国環境問題研究会
合同研究会「日中環境協力について語り、考える」

○日時:2014年11月29日(土)13:30~17:30
○会場:立教大学池袋キャンパス12号館2階会議室
 アクセス→ http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
○参加費:無料
○プログラム:
 第1部 GEN関東ブランチ「黄土高原スタディツアー」報告
       高見邦雄、上田信
 第2部 第28回中国環境問題研究会「草の根環境協力の現場からの報告」
       松永光平、大塚健司、相川泰
 第3部 総合討論
       明日香壽川、片岡直樹ほか参加者
○参加申し込み
  中国環境問題研究会事務局 ck-icenter@googlegroups.com
  まで、お名前・ご所属をお知らせください。

2013年12月 9日 (月)

今年に入って、中国において水汚染や大気汚染による健康影響・被害に関して注目すべき研究成果がいくつか発表され、日本でもその一部が報道されました。
今回の研究会では、第1部では最近の中国の環境問題の動向に関して参加者間で情報交換を行い、第2部では「環境汚染と健康被害」をめぐる政策、研究そして現地の状況に焦点をあて、基本的な情報共有を図るとともに、 今後の取り組みに向けた意見交換を行いたいと考えています。
年の瀬が迫る大変ご多忙の時期とは存じますが、ご参加いただける方は事前に下記までご連絡ください。 どうぞよろしくお願いいたします。
<第27回中国環境問題研究会>
◆テーマ: 最近の中国環境問題の動向~環境汚染と健康被害を中心に~
◆日時:12月26日(木)13:30~17:00
◆場所:東京経済大学国分寺キャンパス6号館 7階 中会議室3
(この建物は、青い色の建物です。  以下のURLをご参照ください。 )http://www.tku.ac.jp/campus/institution/kokubunji/
◆プログラム(予定) 
13:30~14:30 最近の中国環境問題に関する参加者間での情報交換(仮)
14:30~16:50 中国における環境汚染と健康被害をめぐって
・話題提供:「政策と研究の動向~世界疾病負担研究、環境・健康・発展フォーラム、淮河流域調査研究などから」(大塚健司)
・コメント:「現場の状況から」(相川泰、田原真司)ほか
<休憩>
総合討論~今後の政策・研究課題、日中協力などをめぐって~
16:50~17:00 総括・閉会
 
◆申し込み(要事前登録)  研究会事務局: ck-icenter@googlegroups.com
以上
2013年5月30日 (木)

ショートノーティスで恐縮ですが、下記の通り中国環境問題研究会、特別企画を開きます。
関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。
テーマ:中国環境公益訴訟の現状と課題―雲南省の事例を中心に―
日時:2013年6月5日(水)18:00~20:00
場所:東京大学駒場キャンパス2号館306号室
事前連絡:資料準備等のため、参加ご希望の方は、6月3日(月)までに下記あてに御氏名、御連絡先をお知らせください。
企画趣旨:
 中国では環境公益訴訟がすでに雲南、貴州、江蘇などで試験的に実施されている。さらに昨年8月の民事訴訟法の改正により、環境公害による損害については直接利害関係のない機関・組織も訴訟を提起できることとなった。果たしてこの環境公益訴訟は、中国における環境公害被害者の救済にどれほど役に立つものなのであろうか。今回は、いわゆる草の根NGOが提起した最初の環境公益訴訟と言われる雲南省の事例で原告団の中心となった曾祥斌弁護士を報告者としてお招きすることができたので、参加者との議論の中で中国環境問題に関する理解を深めていきたい。
プログラム:
18:00-18:15 「中国における環境公益訴訟の試み―過去の事例および民事訴訟法改正のポイント―」(企画趣旨説明を兼ねて)
 櫻井次郎 (神戸市外国語大学・准教授)
18:15-18:30 「雲南省陸良県興隆村のクロム公害-グローバル経済、貿易の観点から」
 知足 章宏 (京都大学・研究員)
18:30-19:00 「雲南の事例から見た中国環境公益訴訟の現状と課題」
   曾 祥斌 (弁護士)
19:00-20:00 質疑応答
以上