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2007年6月 3日 (日)

中国環境問題研究に取り組む有志からなる研究グループ「中国環境問題研究会」の編集による『中国環境ハンドブック2007-2008年版』が、このたび蒼蒼社から出版されました。これは2年前に出版されました2005-2006年版に続く第2弾です。

おかげさまで前版は学術界のみならず、政府、企業、NGO、マスメディア、そして中国の環境問題のゆくえに関心を持つ幅広い層の人々にご活用いただくことができました。本版では、ここ2年間の中国の環境問題をめぐる内外の最新動向を折り込みつつ、前版同様、複雑で多様な中国の環境問題の解明と今後の協力推進に貢献できるよう、多角的かつ冷静な視点から、情報の収集、分析、解説を行っています。

特に本版では、転換点を向かえている日中環境協力の展望や、昨今話題のエネルギー・資源・環境をめぐる通説の検証、注目される開発と環境をめぐる諸課題などをとりあげると同時に、研究や実務に欠かせない法律、統計、NGO、国際協力に関する豊富なデータと専門家による解説をよりいっそう充実させ、新たに年表や日・英・中3カ国語による主要な文献リストを収録するなど、前版よりさらに読み応えがあり、かつ情報量満載のハンドブックとなっているかと存じます。

どうか前版同様、広くご活用いただき、またお気づきの点につき、ご批判、ご教示いただけましたら幸いです。

◆目次
<はしがき>
<特 集>
第Ⅰ部 日中環境協力を考える
1.中国の環境研究で出会った人たち
2.グローバル化した中国の環境問題
3.環境を制する者が中国を制する
4.中国のCO2 排出をいかに低減させるか
5.地球環境的視野での日中協力
[コラム1]日中環境協力の今後
[コラム2]宇井純先生を偲ぶ
第Ⅱ部 中国と日本:エネルギー・資源・環境をめぐる対立と協調
はじめに
1.エネルギー・資源:供給拡大への取り組み
2.エネルギー・資源:多様化への取り組み
3. エネルギー・資源:需要抑制への取り組み
4.越境大気汚染問題:酸性雨と黄砂
5. 温暖化問題:国際社会と中国
6.具体的な国際協調案の検討
まとめ
第Ⅲ部 開発と環境
1.土地法制からみる農村改革と都市化
2.中国の西部大開発と持続可能な発展
3.生態移民――内モンゴルを中心に――
4. 中国における水汚染事故の動向
5. 福建省の訴訟事例に見られる公害被害者救済の現状
6.浙江省の環境汚染被害と環境暴動
7.企業の中国進出と環境配慮
[コラム3]再調査が必要な松花江水銀汚染
[コラム4]中国の開発援助、投資の環境政策改善をめざして
<データ・資料>
第Ⅰ部  公報・法律
1.公 報 -環境状況公報2005 年
2.法 律
第1 節 中国環境法総説
第2 節 環境法の執行:行政許可、行政監察、 行政処罰など
第3 節 環境被害者の救済制度―民事救済を中心として
第4 節 環境影響評価(環境アセスメント)
第5 節 自然資源保護の法
第6 節 自然保護の手法:自然保護関連の区域、生態環境に
第7 節 森林環境方面の法令の新情況
第8 節 環境汚染対策の法
第9 節 中国の汚染賦課金(排汚費)制度
第10 節 中国の清潔生産推進法制
第11 節 再生可能エネルギー法
第12 節 中国の環境行政システム
第Ⅱ部 統 計
1. 総 説
2.経済成長
3.エネルギー
4. 工業三廃
5. 廃水・水質
6. 廃ガス・大気環境質
7.廃棄物・リサイクル
8.環境問題に関する行政への投書・来訪
9.環境汚染・破壊事故による被害
10. 水資源
11.森林関連
12.自然保護区・世界遺産
第Ⅲ部 NGO
市民社会・NGOと中国環境問題
1.中国の環境NGO
2.NGO・各種団体による日中環境協力
第Ⅳ部 各国政府及び国際機関による対中環境協力
はじめに
1.日本政府の対中環境協力
2.多国間の環境協力
3.各国政府の対中環境協力
4.国際機関の対中環境協力
<付 録>
1.年 表
2.文 献
<あとがき>

◆中国環境問題研究会
Email(事務局):ckmk-renraku@freeml.com
ウェブサイト:http://www.ethinkpub.net/groupchina/
※メーリングリストに加入ご希望の方は研究会事務局まで。

◆蒼蒼社
TEL 042-721-9285 FAX 721-9286
Email:sososha@s.email.ne.jp
ウェブサイト:http://www.mmjp.or.jp/sososha
※ハンドブックのご購入は書店または蒼蒼社まで。

◆中国環境ハンドブック2007-2008年版:
http://www.mmjp.or.jp/sososha/hon/kankyo2007-2008.html

◇中国環境ハンドブック2005-2006年版:
http://www.mmjp.or.jp/sososha/hon/kankyo2005-2006.html
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2007年4月24日 (火)
2006年10月30日 (月)

緑の地球ネットワークの高見さんから下記の通り、ご案内をいただきました。
ご関心の皆様はお誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください。

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 JICA地球ひろば
 体験ゾーン展示『砂漠化する惑星(ほし)』
             (NHK、共同通信など共催)
 2006年11月7日~12月17日 10:00~20:00 月曜休館
 (緑の地球ネットワークも11月7日~18日に出展します)
 会場・JICA地球ひろば(地下鉄日比谷線「広尾」A3出口)

 セミナー「世界が直面する砂漠化~中国での防止の試み」
  パネリスト
    明日香壽川さん(東北大学東北アジア研究センター教授)
    中村  英さん(朝日新聞総合研究本部主任研究員)
    高見 邦雄  (緑の地球ネットワーク事務局長)
 主催・緑の地球ネットワーク 協賛・JICA
 11月11日(土)13:30~16:00 JICA地球ひろば講堂
  参加費・500円
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 認定特定非営利活動法人 緑の地球ネットワーク(GEN)
 552-0012 大阪市港区市岡1-4-24 住宅情報ビル5F
 TEL.06-6576-6181 FAX.06-6576-6182
 E-mail  gentree@s4.dion.ne.jp
 URL  http://homepage3.nifty.com/gentree/
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2006年10月20日 (金)

***以下「中国地域環境研究会」からのお知らせです***

中国地域環境研究会は、名古屋大学の博士課程修了生が中心となり、中国の環境問題について現場での調査で得られた知見の共有と学際的交流を目的として設立されました。今回は関西や関東の先生方からも報告者として御参加いただく予定です。現場での調査・研究に基づく報告を聞く貴重な機会になると思われます。御関心をお持ちの方は、是非御参加下さい。

なお、研究会HPも作成しましたので、お暇な時にでも覗いてみてください。 http://www.geocities.jp/env2china/

以下、研究会プログラムです。

-中国の水環境問題を考える-

日時:2006年11月11日(土)13:00~

場所:名古屋大学大学院国際開発研究科オーディトリアム(8F)

司会:荒山裕行(名古屋大学大学院経済学研究科 教授・研究科長)

13:00~13:10 趣旨説明 研究会事務局

13:10~14:10 窪田順平(総合地球環境学研究所 助教授)「人間活動が水資源・水循環に与える影響の評価-中国西北部・黒河流域を例として」

14:10~15:10 水落元之(国立環境研究所 主任研究員)「中国の湖沼における富栄養化問題と対策動向について-太湖を中心として」

15:10~15:20 休憩

15:20~16:20  長瀬誠(東アジア総合研究所 研究員)「水環境保全部門に係る日本の対中支援の現状と課題-円借款による下水道整備事業を中心に」

16:20~17:20 朱安新(名古屋大学大学院環境学研究科 研究員)、榧根勇(筑波大学 名誉教授)、宮沢哲男(愛知大学 教授)「麗江古城の水と社会」

17:20~18:20 櫻井次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科 助手)「汚染被害者救済の現状と環境公益訴訟に関する議論状況について」 懇親会

18:30~ お問い合わせ: 櫻井次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科)

℡:052-789-4521  sakuraij@gsid.nagoya-u.ac.jp

2006年4月26日 (水)

下記のご案内をいただきましたので、転載いたします。(中国環境問題研究会事務局)

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この度、「中国地域環境研究会」の第1回研究会を国際開発学会東海支部と合同で下記の日時・場所で行います。参加は自由ですので、ご関心をお持ちの方は是非ご参加下さい。

「中国地域環境研究会」は、中国の環境問題について1.フィールドワークに基づく研究成果を共有したい、2.調査方法や分析方法等について異分野の専門家と意見交換したい、3.調査方法など下準備をきっちりしたうえで合同調査を行いたい、という名古屋大学の若手研究者が中心となり設立されたものです。今のところ、人類学、社会学、法学を専門とする若手から構成されますが、今後予定されている合同調査などでは、県環境調査センターから化学系の専門家も参加予定となっております。

ご質問がありましたら、下記連絡先までどうぞ。
櫻井次郎(名古屋大学・助手)
e-mail sakuraij@gsid.nagoya-u.ac.jp

以下、研究会プログラムです。

国際開発学会東海支部、中国地域環境研究会 合同研究会
「フィールドワークから見えてくる中国の地域環境問題」

日時:2006年5月13日(土)13:30~
場所:名古屋大学大学院国際開発研究科8F オーディトリアム
(地下鉄名城線「名古屋大学前駅」より徒歩5分。次頁の地図参照。
地図のURL→http://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/global/general/map.html
司会:木村 宏恒(名古屋大学大学院国際開発研究科 教授)

議事次第:
開会の辞 13:30~13:35
 木村宏恒(名古屋大学大学院国際開発研究科 教授)
「中国地域環境研究会」設立経緯について 13:35~13:45
 櫻井次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科 助手)
研究報告
13:45~14:30 加藤久和(名古屋大学大学院法学研究科 教授)
「渭河流域の水問題」
14:30~15:15 櫻井次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科助手)
「開発過程における汚染被害者救済に関する法学的考察
―福建省屏南県の汚染訴訟を事例として―」
  休憩(15:15~15:30)
15:30~16:15 児玉香菜子(日本学術振興会特別研究員、国立民族学博物館外来研
究員)
「黒河流域の水資源に関する人類学的考察
―黒河下流域エチナ旗「生態移民」政策のゆくえ―」
16:15~17:00 朱安新(名古屋大学大学院環境学研究科 研究員, (兼)愛知大学国
際中国研究センターCOEプロジェクト助手)
「雲南麗江地区の水環境に関する社会学的考察
―地域社会が抜けつつある世界文化遺産の麗江古城―」

17:00~17:40 総合討論
18:00~ 懇親会

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2005年11月19日 (土)

来る11月25-27日の日程で、上海にて、華東政法学院経済法学院、上海市法学会、日本環境会議、中国政法大学公害被害者法律援助センターの共催で第3回環境被害救済日中国際ワークショップが開催されます。中国環境問題研究会からも翻訳チームが協力をしています。

プログラム案及び報告論文・要旨につきましては、下記、日本環境会議のHPに設置されたページをご参照ください。

http://www.einap.org/jec/committee/japanchina/index.html

会議の様子につきましては、別途ご案内いたします12月16日午後に東京青山にて開催予定の第4回研究会にて報告できればと思います。

2005年7月20日 (水)

6月3日の研究会ではたくさんの方からご参加いただき、ありがとうございました。おかげさまで熱のこもった報告と議論をいただくことができました。あれから1ヶ月以上経ってしまいましたが、議事録のとりまとめなど、鋭意進めて参りますので、どうか今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2005年5月19日 (木)

中国環境問題研究会では、中国環境問題研究に関する情報交換を目的としたメーリングリストを運営しています。メーリングリストへの加入をご希望の方は、下記事務局宛に登録を希望するメールアドレスをご連絡いただければ、登録方法について改めてご案内さしあげます。

事務局への連絡先: ckmk-renraku@freeml.com

本サイトは、ウェブログ(ブログ)形式となっています。原則として各記事にコメントをつけることが可能です。その際には必ずお名前をお書きください。また、差し支えなければメールアドレスもお書き添えください。特に、研究会メーリングリストに未加入の場合は、今後の連絡のために、メールアドレスをお書き添えいただくか、個別に事務局宛にお知らせいただければ幸いです。