2003年11月22〜28日にCLAPV(公害被害者法律援助センター)は北京にて環境法実務研修を実施した(2003年12月24日付け記事参照)。私は23日と24日の一部だけ傍聴した(研修の様子はこちら)。ここでは簡単に研修の概要と雑感を記しておきたい。なお、この研修については、CLAPVサイトの最新動態で写真付きで報告されているほか、法制日報(法務行政専門紙)、中国環境報(環境行政専門紙)、人民日報(中国共産党中央の機関紙)で報道されている。各記事についてはCLAPVサイトの媒体報道(メディア報道)を参照されたい(中国語)。
環境法実務研修コースは、CLAPVの重点活動のひとつとして2001年以来毎年行われ、今回は3回目にあたる。初回の対象者は弁護士(律師)だけであったが、2回目からは裁判官(法官)も加わっている。つまり、弁護士と裁判官がともに机を並べて研修を受けるという非常にユニークなコースとなっている。参加者数は第1回(2001年)は弁護士100名、第2回(2002年)は弁護士・裁判官各50名(計100名)、そして今回は弁護士・裁判官各40名(計80名)である。また第2回から研修参加費は無料となっている。これまで行われた3回の研修の概要についてはCLAPVサイトの律師網絡に掲載されており、そこから各コースに参加した弁護士のリストもダウンロードできるようになっている。